2020年現役!タイ国鉄の古い古い日本製の客車とオーストラリアから移籍の(魔改造)電車型客車。

タイ国鉄の日本製の超旧型客車たち

バンコク中央(ファラポーン)駅を発着する列車の中に、一際古い客車を発見! 

このB.T.C.327型はなんと!1963年日本車輌製造。2019年11月撮影。


車内はアジアの鉄道らしい木製ベンチのようなシート。

暑い地域では、日本のような起毛のモケットシートより

こちらの木製シートの方が涼しく快適!のようです。

さすがにここまでの古参車両で現役、それも首都バンコクで活躍する仲間は多くなく、

この車両だけが異彩を放っていました。

↓このB.T.C.320型も1962年日本車輌製造。緑色の旧塗色が爽やかで似合います!

体が垂下しないように締めているのでしょう。少し山型に湾曲しているように見えます。



ステンレス通勤型電車から客車へ魔改造B.T.C.600型

タイ国鉄の中の珍車と言えるステンレスの短い車体の独特な車両たちはオーストラリア(クイーンズランド)から中古移籍した電車型車両の魔改造客車のB.T.C.600型。大きな両開き扉は埋めて車内にはロングシートを増設していて、他の部分は転換クロスシート!タイ全土で20両しかいない珍車です。休廃車はなく、よく近距離の普通列車に運用されています。これはステンレス製で車体が軽く、使用しやすいからではないか?と思われます。2019年12月末は、年末の多客対応のためか?普段キハ47似の気動車3-4両で運行される南本線のバンコク(ファラポーン)⇔ホアヒン間運行の261レ-262レに長編成で運用されていました。


↑扉がたくさん見えますが、ほとんど締め切り!

↓車内の魔改造ぶりがすごいです!両開き扉は埋め、ロングシート化…。

↑オーストラリア製の客車を古いタイ国鉄のオリジナル客車で挟む編成は?多分、御手洗いがタイ国鉄のオリジナル車にしかないから?このような組成で編成するのではないかと思います。昔日の日本(JR九州)の50系客車に汚物処理装置の関係で12系を連結していたことを思い出しました…。


首都から離れた地方では、超旧型客車だけで編成された鈍行列車が運行!

2019年12月27日、タイ南部のトゥソン分岐駅で見た南本線内のみ運行で首都バンコクへ顔を出さない鈍行(各駅停車)の列車は、なんともすごい!老朽車ばかりの編成で、全て日本製でした。これ乗りたいですね~…。


2019年12月27日、タイ国鉄 南本線 トゥソン分岐(ジャンクション)駅にて撮影。

タイ国鉄 南本線内のみ運用の旧型客車の中のさらに古い旧型客車

【運行概要】タイ国鉄 南本線 各停(鈍行)列車 448レ

タイ最南端 スンガイコーロック630始発⇒スラタニ―行き(1755着予定)

【列車編成】

●牽引機関車 4221 AHK型 ドイツ1980年製

●B.T.C.232 1953年 近畿車輛or日本車輛or川崎車輛 製造

●B.F.V.70  1950年代の日本製 荷物車

●B.T.C.259 1954年 宇都宮車輌 製造

●B.T.C.114 1949年 汽車會社or近畿車輛or日立製作所 製造

●B.T.C.245 1954年 宇都宮車輌 製造

●B.T.C.146 1949年 汽車會社or近畿車輛or日立製作所 製造

日本ではるか昔に製造され、タイ南部で頑張る客車たち お疲れ様です!


タイ南部トゥソン分岐駅の構内には、緑色の旧塗色にキレイに再塗装されたピカピカな旧型客車も発見!いつまで使うのでしょうか…。

↓2020年2月、新型肺炎が拡大する中ではありましたが、どうしてもこの南本線のタイ南部だけを運行する日本製の超旧型客車の鈍行列車の乗りたくて、再訪してきました。


鉄道好き亭主 台鉄からタイ鉄への旅

「鉄道好き亭主のぶらり旅」 https://internationalrail.exblog.jp/  の別館で、台湾鉄道旅行が好きな私が、新たに訪問したタイの鉄道やバス旅行記を掲載します。

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